私たちは「被曝に参加している」

私たちは「被曝に参加している」

な、なにいっとるんじゃ!誰が好んで参加するかっ!と、お叱りを受けると思う。

けれど、考えてみて、

日本は間違いなく汚染された。

放射性物質は、私の住む岐阜県でも微量ですが検出されました。

しかも、放射性物質を含んだ食品や瓦礫は「基準値以下」(しかし、この基準は原発事故後におそろしく引き上げられてる)という理由で、

愚かなことに日本全土に更に広まろうとしています。

福島県だけのことではなくなってきました。

爆弾も落ちない、すぐに大勢の人も死なない、けれど危険を私の頭で想像するとロシアンルーレットみたいだ。

けど、参加しなければ被曝の危険は増さないのです。

「自ら選んでいるのだ」と自覚することは重要なカギだと思う。

厳しいことだけど、それくらいの自覚がないと守れない。

理不尽なことだと思う。

けれど、理不尽を訴えてもすぐには守ってもらえない。

こうなったら、私たちは他の生き物がするように

体を張って守りたいものを守らなければならないようです。

「被曝に参加している」と、今、わざわざ言うのは理由があります。

本来、誰がどう考えても被曝はしない方がよいということです。

これは、地球に住む人間の合意だと思います。

「被曝に参加している」という考え方は、

「被曝を避け、避難することは間違っていないから、堂々と避難してください。」

「被曝に参加することを選んだのであれば、被曝を0に近づけることを実行、要求するのは当然ですから勇気を持ってください」

ということです。

その覚悟と強さがなければ、これから起きるであろう事にも、ショックを受けるでしょう。

そのとき、子どもはどう思うでしょう。

3年後、5年後、多くの子どもが病気になろうとしています。

その時に、まるで想定外だったように何の対処もないのではダメだと思うのです。

子どもは「おかあさん、おかあさんのせいじゃないからね」そう言うでしょう。

その時、何と答えるつもりだろう。

私たちの戦い方によっては、それをうんと減らすことが出来ます。

避難にせよ、とどまるにせよ、大人は今までの日本の歴史にないほどの、成長と進化を見せなければならないんです。

できるか、できないか、ではありません。

やりぬくのです。慣れてはいませんが、必ず出来る、その力は人間の標準装備です。

原子力発電所が出来た背景には、世界規模の大間違いがありました。

ですからこれは、世界中の大人がやり抜かなければならないことだと思っています。

※もちろん、国や県、市には訴えていかなければなりません。

社会にも目を光らせ、時には地響きがするほど声を上げなければなりません。

放っておくと何をしでかすかわからないからです。

さっさと改善され、この過ちを繰り返さないためにも。

コメント (9)

  1. ちせ より:

    被曝に参加している。

    子どもは動けない。一人でどこにも行けないから
    大人が動くしかないのだと。

    声をあげて今までの価値観をチェンジしたら疎開もおっけー。

    あかいつぶつぶ
    応援します。

    自給エネルギーの会@流山 でも バッチみたいなのをつくろーかーという話しがでてますー

  2. 夏目悠羅 より:

    はじめまして。
    私も微力ながら何かできないかと考え、ブログで危険を訴えております。

    赤いつぶつぶの絵、脱原発ポスター展で出会ってからずっと私のブログのトップを飾っております。

    インパクトと、かわいらしさと、哀しさの混ざった絵でみなさんの心を掴んでいると思います。

    これからも応援してます。

  3. 絵美 より:

    本当にそう。真剣に考えている人が辛い立場にいる状況と共に安心が自分たちで作れなけれない状況を何としても変えなくてはならない。

    古代から戦争がうまれて、女や子供が「やめてくれ~」と叫んできた。
    今は戦争よりももっとひどい一方的な攻撃に女たちは「やめて~」という。
    そうはいっても「止められないんだ~」と、いう攻撃側の声、そして後ろには「まだまだ、続けよ」と陰謀の声。

    さらにひどいのは「やめて~」の声に「気にしすぎ」「神経質」という声があること。

    柚木さんの↑の記事を拝見し、やり抜かなくては、どうにかしてと思っています。
    私を含め、多くの人が行動する勇気をもてるようにしていきたいと決意も新たです。
    ありがとうございます。

    • yugi misato より:

      心強いです^^
      破天荒にまいりましょう。
      心は世の中をひっくり返す勢いです。

  4. Macpoppy より:

    「放射能をやっつけろ…」と共に、Facebookで拡散させて頂きました。

  5. Bardo より:

    Got it! Thanks a lot again for hlpeing me out!

  6. asakura より:

    はじめまして。印象的な作品を見て辿り着きました。

    実はがれきの問題で調べている途中です。
    自分の町が反対でも通過をしていくことは考えられると思っているからです。

    ご存知だとは思いますが、柚木ミサトさんの現在お住まい?である土岐市も9/7の議会一般質問で条件付きながら受け入れを許可したようです。

    特段、市民からの反対の声が・・・という話題がネット上にはなかったのですが、
    実態としてはどうなのでしょうか?

    また、柚木さんの考えはどうでしょうか?お忙しとは思いますが、宜しくお願いいたします。

    • yugi misato より:

      瓦礫については、http://www47.atwiki.jp/tsunamiwaste/ で情報収集をしていました。
      私の考えといいますと、どの偏から話すべきでしょうか?
      こちらではほとんどそういった声は聞くことが出来ません。
      放射性物質のくっついた瓦礫の事は、食品同様大変な問題ですね。
      事故による被害が、事故処置の間違いによる被害となって拡大していると思っています。

      • asakura より:

        やはり、ご存知でしたね。
        リンク拝見しました。被災地から離れると情報が少なくなるのは、関心の薄さを表しているようで悲しいです。岐阜県はシャイ?無関心(装ってる?)な人がやっぱり多いのかな。そういう時代じゃないなくなってしまっているのに。

        焼き物といえば採石場。埋め立てるには、最適な場所。

        県内で1つ、また1つと手を挙げる市町村が増えるとオセロのように雪崩をうつのではないかと、微力ながらメールなどを送っています。

        では、絵にパワーをもらって、土岐市にも再チャレンジです。

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