生きることのイメージ。
価値ってどこにあるのか。
すばらしいアートや音楽は、つくり出した人や作品が評価される。
けれど、それを楽しむのはホントは受ける側の完成に依存することだと思う。
つくり手への評価は惜しむこともないしまちがっちゃぁいないけど
感じることへの注目が小さい気がする。
つくるということと受けるということは同じくらい素晴らしいことだ。
誰が正しい訳でもないし、同じように感じることもないし、
誰かにはゴミでも、誰かには宝物だ。
そういうことが成り立つのは、価値は自分の中だけにあるからだ。
同じ世界を生きても輝く景色を見る人も、真っ暗な景色を見る人もいるってことやと思う。
何とでもコラボレーションして、自分の感性をふりかけることで
いかようにも変わるってことだ。
かねがねそう思ってきたけれど、いよいよこの事を考えるときが来た。
自分のチカラ、自分の影響、所在を明らかにして満喫する時。
音楽を聴くのも、絵を描くのも、生きることも同じに思う。
人というのは創造するチカラを楽しむんだと思う。
世の中というのは大きな船に乗せられるのでなく、
自分の船に乗って舵を握ってそれぞれ海の上を走っている。
だから、困難に立ち向かうときも同じように舵をしっかり握って満喫したい。
同じ船だと思うから、誰かがあっち行きたいと言い出すと、ぎゃあぎゃあ止めたくなる訳で、
それぞれ違う小舟なんだから、カタマリになるのはみんなで走ればスイスイ行けるからで、
時には寄り道や別のコースを行ってもいい。
沈没する小舟は助けにいけばいいし、おもしろそうなら一緒にそのルートで走ってもいい。
バラバラとでもなんとなく一緒に。