ゆめをみた

夢という漢字が嫌いな柚木です。
夢も愛同様、下手に使われすぎて品格が堕ちちゃったかわいそうな文字です。
汚れ落としにお風呂に入れてあげたいですねえ。

はい。
夢を見ました。
不思議な夢です。

イロイロおもしろかったのですが、そこじゃなくて。
母が、みよちゃんが出てきました。
買いたいものが在るので連れて行けというのです。
四月から長らく一緒に出かけたことが無いのでついうっかり車いすが要るのを忘れてましてね、
みよちゃんも死んでからは車いすは要らなかったんでしょう、何も言わず私の腕に掴まりました。
よぼよぼしてるので、ゆっくりなんですがおおきな道路の歩道を歩いていく。
で、急に気づいて「え?歩いてない?」「お母さん、歩いてるよ!」ってすごくうれしくて。
夢だということを忘れてしもうた。

さみしいなあ。

愛しい人の死には、こうやって何度も立ち会わなくちゃならない。
辛くもあり、うれしくもあり。
時間が癒してくれるって言うけど、ちがうから。
悲しいは、ずっとある。
うれしいがふえても、悲しいはへらない。
だから、悲しいこともおいしく味わえるように愛しく考えるのよ。

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