子どもが遊びに来ました
20歳の長女は13歳の時からはなれて暮らしています。
五年間父親の再婚家庭で姉弟たちと暮らし、三年間父親と叔母と暮らしました。
数年前から時々遊びに来ます。
ある日突然はなれたので普通ではない距離感があって、
我が子と再び近ずいていくという体験は、なかなか珍しいと思う。
できなかった体験の代わりに、できた体験がある。どっちがよかったのか、は、どっちにもあるけれど両方は不可能なんですね。
できた体験を喜んでいく、のです。
私は、この体験を自分の性格に似合うように展開しました。
いま、予定より早く自分の人生を生きております。
一緒に体験できなかったぶん、こうやって子どもに会う時に何かイベントを盛り込みたい気持ちになってましたが、ただ猫を見てきゃあきゃあ写真を撮って、リビングのソファでお昼寝をして、その間に作ったご飯を食べて帰って行きました。
なぜか、いつもかならずお昼寝していくのです。
私は、子どもの近くに居場所を用意できてたらいいなぁと思います。
自分のことに夢中で、ときどき思い出せる人がいる。
ひたすら待ってるんじゃなくって、私も自分に夢中でいて。
これも、いいんじゃないかしら。
子どもと離れたことは、もちろん筆舌にしがたいこともありましたけど、
このくらいのショック状況がないと今はなかったと思います。
そして、何が起きようと今を最高にできる方法も手に入れました。
最高でしょ。
娘も息子も一人で暮らし始めました。
「帰ってこいって言うくせに、行こうと思うといないやんか」
そんな母で居たいです。