この日はあたし「柚木先生」でした
昨日は、刑務所の人たちが作る製品の「審査員」をしたよ。
一気に70点の小物から大物まで、プレゼンテーションを聞き、製品を見る。
一点につき2分ぐらい。その後質疑応答。で、同時に審査評にアドバイスと採点を書き込む。
こないだやった20×20より忙しいわっ!
十時に入って審査、表彰式で五時終了。その後懇親会。
製品についてのアドバイスも続くのよね。お酒を飲みながら、めっちゃ熱く語ってまった。
だって、すごいじゃない?
日本中の伝統的な工芸品を作る施設と技術が刑務所に在るのよ。
今、絶えてしまいそうな日本の素晴らしい技術が、
ここでなら生き残っていくことが出来るかもしれない。
もう、私興奮してはりきっちゃうじゃん。
気にかけていた、春慶塗のキャビネットが数年を経て、もうじき製品となりそう。
去年のアドバイスで新しい塗りを活かしたデザインも産まれた。
七宝焼などとてもクオリティーが高い。
組紐も色を50色用意されていて、好きな色を選べるというオーダー方式で、お値段以上。
伊勢木綿は昨年の審査時のアドバイスで今年はたくさん売れたそうです。
日本の工芸って美しいわぁ。
やっと審査には慣れて来た感じ。
他の先生方に比べ、ゆるんゆるんな私はこのまんまゆるんゆるんで行こうと思う。
一人くらい、こういう人がいていいかもしれないでしょう。
でも、毎回苦手なのは、
「あ!柚木先生!今日はお忙しい所ご足労頂きましてありがとうございます!」
「あ!柚木先生、お手洗いはこちらでございます!」
「柚木先生お食事の用意が・・・」
柚木先生、柚木先生。
やめてくれぇ〜。
お手洗いもご案内され、お外で待っててくれて、また会場へご案内される。
すまぬ〜。まっこと、慣れないわ。