お正月
みなさんこんにちは！
お正月の岐阜県土岐市下石（オロシ）町からおとどけしております。
まだ荷物は全部運び込まれておりませんが、
データとパソコンは全て移動済み。いよいよオロシ100%です。
さて、柚木は十二月にバリ島へ一週間行って来ました。
次回は３月のNyepiを目指しています。
バリ島のnyepi(ニュピ）という行事をご存知だろうか？
そもそもバリ島をご存知だろうか？
バリ島というと私も行くまではビーチリゾートだと思っていた。
けれどそれはまったく私の思い込みで、渡バリ十回近くなるがビーチにはいままで合計四日ほどしか行ってない。
初回、ビーチでパラセーリング等やったけど、
後は音楽とダンスがあふれ、絵描きの多い芸能の村、山や、渓谷、田園の広がるウブドに直行してる。
その村の周りには銀細工の村、木彫りの村などがある。
つくる事を目的に生きてる私には震えるような環境でありました。
たくさんの美しい自然、広がるライステラス、美しいダンスに音楽、
当たり前に描かれる細密な絵画。
初めて行った美術館で涙が止まらなくなったのを今も覚えています。
神秘的で美しくそれらがあたり前に生活に寄り添っている。
もう、ノックダウン。
アホみたいに時間の許す限りバリだけへ通いました。
未だ知り尽くすことも出来ずバリ島を卒業出来ません。
一生虜なんでしょうか。
ポルトガルやスペインにも行きたいんだけれど、
バリ島が私を放してくれないんです。
バリ島のnyepi(ニュピ）っていうのは、バリ歴でいう正月。
この日はたくさんの悪霊たちを追い出し、その悪霊に見つからないよう
働かず、火（電気も）も使わず、何も食べず、じっと静かに全ての平和と調和を願うのです。
この日はまったくの静寂が訪れます。電球の光が漏れていると見回りの警官に警告されます。
かってに外出しようものなら逮捕されるそうです。
バリ島は観光で成り立ってる島です。
毎年たくさんの外国人観光客で島の経済が支えられているというのに！
この日はご意見無用、空港も港も閉鎖され外出も禁止。
外国人も例外は認められません。
「空港閉鎖」ですよ！ありえないでしょう？よその国では！
普通はきっと特例として観光客は許されるし、ビジネスなら他国にあわせるであろうに
きっぱり「空港閉鎖」です。
かといってそれほどバリ人は厳格でもなく、けっこうゆるゆるでやってるみたい。
けれど空港や港の閉鎖に伴う経済的損失は計り知れないでしょう。
でも、ほんとは出来ちゃうんだよね、空港閉鎖。
日本ではありえないよ。
わたし、こういうのが今必要だと思うの。
「ありえない」は本当なのか。
でも、ありえなくないのよ。
壊したいのよ、今の気持ち悪い世の中を。
だから、行ってみたいんだな。Nyepiのバリ島に。
前日にはオゴオゴという素晴らしいお祭りも開催されます。