宮城県、女川、石巻へ。

「放射能係」で4月から突っ走ってきたけれど、

私のやりかたは、「嫌だから避ける」じゃない「良くなるために楽しく選ぶ」ということ。

何でも楽しく発想の転換をして「元気力エネルギー」でどんどん進みたい。

そう思ってきた。

「放射能」についてはずっと見てきたし、どんどん状況が深刻になるにつれ、

元気力発想は、とても有効だと確信が強くなったよ。

私は地震が起きて一ヶ月引きこもってずっと考えたんだ。

私は「どうしたらいいか」を。

そして、私は自分の人生を自分のやり方で変えて行く決心をしたよ。

身体が一つしかないから、放射能係に決めてきただけで

考えはいつも津波でメチャクチャになった場所も、世界の事も一緒に考えているんだ。

全てつながってる、切り離しては考えられない。

内部被曝のテキストも作ったし、チャリティーの準備も何とかなりそうで

身体があきそうだったから、えいやっ!と思い切って宮城県まで行ってきました。

果たして、私のお元気お絵描き頭発想それって、ここではずれてない?

ここでは役に立つ?通用する?そう思って確認、出来る事探しに。

見たものが、すごすぎて、まとまっちゃいないけど、三日間、駆け足の旅を報告するね。

【一日目】

バスと電車を乗り継いで石巻へ。レンタカーを借りて走り出すと、もう駅前から砂埃で工事現場みたい。

インドネシアのバリ島が好きな私は、この砂埃だらけの風景はどこか見慣れた感じでもある。

臭いも問題って聞いていたけれど、今はさほどでもなく感じる。

ちょっと前に見た、四万十塾の被災地活動報告ブログによると、

消臭液を撒いてくれたらしいからその効果があったのかな。

(けどこれも、通っていた高校がニカワ工場に近かったから、クサいのにすごく免疫がある。

酷い臭いで、二日酔いで授業を受けてたら絶対吐いたと思う。それの弱い感じの臭い。)

直ぐに目的地、湊中学校へ到着。

ココが「みなと食堂」でする。

あかいつぶつぶの絵展での寄付先のNPOが活動してるところ。

あ、ここ、四万十塾の被災地での活動だよ。

http://40010.net/modules/tinyd4/index.php?id=9

ハエちゃんがすっごいたくさん!

「おい!交尾するなっ!増えるじゃないかっ!」と、心でツッコミを入れる。

今はすっかりきれい。

本当にすごかったんだよ。どろんこで。

よくぞここまで。

テーブルにはお花まである。可愛い絵もかざられてて、みんなてきぱきと働く。

もう終了間際で荷物を積み込んで帰る所だった。間に合って良かった。

図書館も併設されてる。きれい。

みんなの努力だ。ありがとうって思う。

ナベ、でっかいね。

これで沢山の材料が煮込まれるわけだ。

すごいね。

急に来て、様子もわからず手伝うことも出来なくて、

なんだか、ありがたくって申し訳なくって、身の置き場に困ってしまった。

交流の場として、カフェをやってる公民館(?)があるというので案内してもらって見学。

「泊まる場所がないなら、ボランティアのベースキャンプへ泊まっては?」と言われ

図々しいのを承知で、お言葉に甘える。

もっと聞きたいし、知りたいから。

案内してくれた四万十塾の巧くん、よし子さんに場所だけ聞いて、

私は明るいうちに海沿いに車を走らせる事にした。

今までここでずっとがんばってきた人たちに、かける言葉が何にもなかった。

急に来て写真だけ取って後で泊めてって、おいおい、お前なんじゃい、って話しだけど

二人に手間はかけさせても、私が役に立つ事は今日は何もないから、

これからする事がうんと役に立つよう、気持を切り替えて自分の都合で動くことにした。

具合悪いな〜って思ったけど、今の私の心の具合なんかどうでもいい事だしね。

こんなのは、ほんとうの気遣いじゃない。

さて、カーナビに頼ってどんどん進む。

写真で見たように道の真ん中に船はないけれど、家は崩れたまま、信号は止まってるし、

積み上げられた瓦礫は小学校の建物より高く大きい。

ぽち、ぽち、って撤去作業が進んでるけど、

どうするや。町中がまだこんなふう。

ぽき!っておれてる。

ずーっとずーっとぽきって折れてる。

こわいと思った。

波が来るたび。

この海がこんなことしたのかと、ざば〜ん!って来るたびに、びくっとする。

みんなの財産が、一瞬にして大量な瓦礫に変身したのだ。

ぽちょりって一台の重機が動いてる。

トラック二台が交互に来て瓦礫を運んでる。

気の遠くなる作業。

これがそこらじゅうにある。

アリのよう。いたたまれなくなる。

でも、みんながんばってるのに。ぽちょりっと動く数人が、

果てしない瓦礫の山をもっと大きく感じさせる。

そう感じて、すぐに、やっとココまで来たんだって思い直す。

最初の被害を見てない、その場に居なかったわたしの心によぎる事なんて、

失礼でピント外れでしかないなと思う。

〈女川へ〉

緑色の壁面は、ビルの屋上。

わかる?コテンって倒れたんだ。

ここも瓦礫の絨毯だった。

ほら、こんなにきれい。

何も無くなった。写真ではわからない言葉もでない風景。

基礎だけになった家の跡地で、高校生と中学生の女の子が床のタイルをなでていた。

お風呂だったのかな。

可愛そうだとか、辛いだろうとか、思えなかった。

私には想像出来ない。わからない。

わからないんだ。

すごすぎて。

悲しんでみる事さえも、出来ないんだ。

目玉だけ大きく見開いて、何も考えられなくなったのでキャンプに帰ることにした。

帰ったら、ボランティアの集まる報告会に出るつもりだったけれど、

偶然名古屋の友だち、ひぐっちゃんに会った。

この人は、ぽやんとしたお日様みたいな人で、

心がとてもシンプルで優しくて私の子どもたちもよく遊んでもらった。

案内してくれると言うので、いろいろ話が聞きたくて、また図々しくお願いした。

小さな入り江の集落を見て回る。

電気はやっと来た所。そこに住む、数世帯の人たちが自力で避難生活をしてる。

まだまだ非常事態、異常事態だ。けれど笑い声も聞こえる。

すごい、かわいそう、で、終わらせちゃダメだ。

国は、県は、市は何をやっとるんだ!ではダメだ。

私は何が出来る?どんな方法がいい?そればっかり考えてた。

ひぐっちゃんに、聞きまくった。

毎日ボランティアの人たちがどうしてるか、どんな話をしてるか、

何が問題か、他の避難所の事、いろいろ。

私のしている事を話したら、ひぐっちゃんは、

みんな情報を知る時間がないから、原発事故のことも気にはなってるけどわからないって。

牡蠣の種付けが始まったのを聞いて、すごく心配だと私は気になっている事を話した。

残念だけど海は汚れている。二度もがっかりさせたくない。

すごい努力でこぎつけた牡蠣の養殖にどんなに希望を持ってるかと思うと、どうしていいかわからない。

心も身体も限界が来て、これ以上誰とも話しも出来なかったから、結局、車の中で寝た。

〈朝のミーティングで〉

毎朝一旦ここのベースキャンプにボランティアの人たちが集まって活動の報告をする。

新しく来た人、帰る人の紹介も、情報のシェアも行われる。

復興へ一直線に進む人たちの中で、「ほうしゃのう」活動をさらっと紹介して

自分の言うことに心がつぶれそうなので、あえて空気は読まず、

今、汚染食品が混ぜこぜになってること、ここも海が汚染される可能性がある場所で、

たとえ放射性物質が出なくても売れにくくなることが予想されるから、

牡蠣の養殖について放射能汚染を視野に入れないでは出来ないから

関心を持って欲しいとお願いしたよ。気が小さいから手が震えた。

だって、みんなすごく喜んでいたんだ。牡蠣養殖が始められること。

空気なんか読まん。絶対に読まん。

あかつぶ缶バッジ、子ども向けほうしゃのうテキスト、つぶ絵ポストカード、脱原発うちわを置かせてもらった。

気になった人が手に取ってもらえますように。

私がただのお騒がせちゃんになるかは、これからの私の行いで決まる。

それでいいと思う。URLも残してきたし、かかってこい〜。(力はいりすぎ?)

ここに住む人や、ずっとずっとボランティアに入ってる人の心には

とても申し訳なくて立ち入れないけれど、私だから出来ることがあるはずだ。

だから他の人もみんな、一日でも数時間でもと一個のゴミを運びにくるんだ。

とてつもなく効率は悪いけれど、何度も来るって言ってた。

遠くから電車に乗ってやってきて、何も見ず、ただもくもくと作業して帰る人も沢山いたよ。

ひとまずここまで、第一日目の報告。

また追記するね。書ききれない。

住んでいる人も、ボランティアさんにも、頭が下がる。

リミッター外し続けてがんばってきた。

気力的にも、体力的にも、限界かもしれない。

ボランティアは足りない。

何もかも足りないだらけ。

いまこそ、これからこそ、

なんとかして、全国からの愛を届けたいと思う。

 

 

 

 

 

 

コメント (6)

  1. いとけい より:

    お帰りなさい。

    本当にお疲れ様でした。

    体力と時間が必要だと思ったので
    二回に分けて読ませてもらいました。

    写真もじっくりと・・・

    本当に想像がつきません・・・

    弟が、ボランティアで一週間行ってたので
    弟を含め、無償どころか自腹で頑張ってくれている人達に
    ただただ感謝です。

    本当に頭が下がります。

    震災すぐに
    機関に義援金を振り込んだんだけど

    阪神大震災の時も
    今回も
    私たちのお金はちゃんと使われているんだろうか?
    いったいどこに使われているんだろう???
    報告がないからさっぱりわからない・・・

    今回は阪神大震災の時の20倍の金額を
    家族でよく話し合って
    清水の舞台から飛び降りたくらいの勢いでしたのに

    newsではものすごい金額が集まったと聞くのに
    はたしてちゃんと使われているのか疑問で仕方ない・・・

    みんなの気持ちのこもったお金を
    ちゃんと使ってくれてたら
    もうちょっとなんとかなってんじゃないの?

    って思ってしまう・・・

    そんな事も含めて
    何もかもがあやふやで
    何もかもがあいまいで

    何にも見えなくて
    見えなさすぎて

    すべてにおいてこんなんでいいのか???

    と、思わずにいらんないよ。

    みさちん!
    頑張れ!!

    私も頑張る!(何を?)

    • yugi misato より:

      常識で考えれば、私、こういうことやってる場合ではないんだけれど、
      常識など通用しない世の中になっちゃってるんだと思う。

      これから、世の中は分かれていくと思う。
      どの世界で生きるのか、生きる世界を作るのか、
      いつもいつも考えています。

      もともと思慮深い国民だから、従うことを良しとして和を乱さずにはみ出さずやってきたのだろうけれど、
      これからは、そうはいかないだろうなと。
      順番に、一個ずつ向き合っていくだね。

  2. たかはしみき より:

    みさとさん

    昨日めったに開けないFB見て、
    ゆみさんのリンクからこちらにたどり着きました。

    いい記録を残しましたね。

    わたしも4月の帰国時に行こうと思っていながら
    時間的に無理でした。
    今回は子連れでさらに無理。
    しかし、本当にやろうと思うことだったら
    やれるはずだった。

    勇気をもってこの旅を実行して
    こんなにまっすぐな日記を書いてくれたみさとさんに
    本当に感謝です。

    これほどの災害が起きてしまった。
    放射能の問題ものしかかるとなると
    どれだけ被災地の人の生きる希望をゆさぶることか。
    大きすぎるんだと思います。
    大きすぎて分からない。

    わたしも、
    NHKで浅利の養殖してる人たちが
    仕事が再開できるととてもうれしそうにしていたのを見た。
    仕方ないと思いました。
    時間が必要だし、どんな経過であれ
    希望をもって生き抜くことがやはりいちばん大切かな、と
    思いました。

    みさとさん、ありがとう!
    近いうちに会いましょー。

    • yugi misato より:

      ちょこっとばか、駆け足で、私の駆け足の旅は、ほんとに不十分。
      「見に行ってきただけ」です。
      どんなにか、ココまで来るのに皆さん頑張られたか。
      これから先、どんなに頑張らなきゃならないか。
      知ってるよりずっと、まだまだだった。
      現実じゃないみたいだった。

      ニュースやネットでは、物資が余ってる、我がままな避難所の人がいる、いろいろ聴くけど、
      ほんとうに広くていろんな場所があって、
      様々なのに、ひとくくりで考えられるのが、理不尽だと思いました。

      その上、気にする間もない人たちに放射能まで降り注いだ。
      どんなに無理だと言われようが、原発なんか無くさなくてはいけないし、そ原発を進めることにそそぐお金があるのなら一円だってそんなものに使わずに、ここに住む人たちのために使いたい。

      必要なプロセスもあるだろうから、出来ることを希望を持っていきますね。
      ちょっと、整理してすすめていきたいから休暇が要ると思います。
      ずっと、休んでいないのでそっちに行きたいと思ってます。
      みきさん、ありがとう。

  3. まりこ より:

    私も、同じことを考えていました!

    私の地元横浜に、5月に岩手県大槌町の方が来ました。

    そして、被災された方の一人が、今、大槌では、秋に返って来るサケの漁を始めることだけが、漁師の希望だとおっしゃいました。

    福島第一原発の事故で、そのサケは、本当に安全なのか?消費者は、それを食べて、内部被ばくしないのか?

    復興しようとしている方に、そんな言葉はかけられなかった。

    でも、見ないふりはできない。これは、現実問題。

    だから、もう都合の悪いことに目をつぶるのはやめよう。

    私も、あなたと同じです。誰かをみんなでバッシングするのは、簡単。
    でも、私も、自分にできることをやるだけだと思う。

    石巻の知り合いが、インターネットを通じてできました。彼女に、物資を送りました。私も、彼女の優しい言葉に励まされています。

    きっと、被災地に行っていないから、分からないことはたくさんあると思います。
    でも、今、この日本にこの時代にいる私が、自分の能力で、できることをやります。

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