対談で全然言えなかった事
この本は、そこで暮らさなきゃならない子どものための本です。
他の地域の子どもたちにも知って一緒に考えてほしいと思っています。
この本が残留支援となって、避難を妨げると指摘されました。
避難できない、住む住まないは大人の事情で、大人のつくった世の中の仕組みです。
保証も何も準備されない。だから住まなきゃならんから、
ならば一刻も早く少しでもと守る事を教える。私も協力する。今それが子どもの力になる。
子どもへの放射線教育がなされず、無関心でない事のようになってしまう事が恐ろしい。
本の内容は子どもへの呼びかけで、住む住まないを判断する大人のためじゃない。
【そこに住んでいる人を支援をするべきでないのか】
「移住を促すため残留支援はしてはならない」などと子どもを危険にさらしては本末転倒だ。
子どもにするそこでの放射線防御支援をわざとしないのは、子どもを危険にさらして恐いぞあぶないぞって脅してる。
これは絶対やってはならない。
「放射線弱者にたいする放射線防御支援は無条件で肯定される」と考える。です!
飢えてる人に食べ物を差し出すのと同じ。
それでデメリットがあるなら別の方法で対処するんだ。
避難を強化するなら子どもを危険にさらして盾にしないで、
それ以上の効果ある方法を考えて移住を強化するのがいい。
どうやってもそこに居れば被曝する。
本気の愛があふれてたら心は動くはずだ。
多くの保養支援が、移住の相談や促しに力を入れてることを知ってるだろうか。
まず、3日なら、まず一週間なら、そうやって地道に避難に近づけたいと思って。
方法はあきらめないで考える。
全力出すなら、その方法を一緒に考えていけないか。
どれも必要なことで、もし足を引っ張るようなことがあれば補強しあえないかという願いだった。
それが早川さんと話したい!そう思った理由。
なんでもかんでも悪意に捉えず補強しあって、良い効果を更に広げる。
震災から時間が経ってあちこちで諍いが耐えない。
そういう知恵と愛を持っていけないだろうか。
「どこまで大人の都合なの?頭の上で勝手なこと言って、かんべんしてくれ」です。
移住に十分な条件の準備もせず、何を行なう目的にしろそのまま被曝させ続ける結果になってしまうかもしれないのに
あえて危険にさらすなんて考えは持ってはならない。
この本目的は放射線を勉強して子どもが自分で守れるようになる事。
(小学生にもなれば親から離れて自由に動く、食べる)
新聞やニュース、親の話しを聞いた子供の心の不安にも知る事理解する事でワケの分からない不安に包まれないように。
差別のことは、差別をしない、差別から自分を守る、助けてあげられる知識と考え方を。
みんなが力を合わせること。
未来を自分たちで作っていく事。 (その意識が薄かったからこんな世界が出来ました)
などを伝えています。
子どもにチカラがないと大人は思いこんでいます。
そうではない、知識を持てば大人顔負けの意見を持つ子も居ます。
お母さんに危険な食品をおしえてあげるんだと話す子も居ます。
子どもはその年なりに、大人の思っている以上に自分で考えることが出来ます。
日本に住むなら放射線のことを知らなければなりません。
「放射線になんか詳しくならなくていい」 というには汚染はあるし、今、食品も汚染されています。
本についての内容は全てにご意見されてないので これくらいで。
私のやっていること全ての目的は、移住も含め選択できる状況用意しつつそれらを選べる心を育てること。
大人が何を選んでも生き抜けるチカラをつけること。
(早川さんがいうように避難を強制はできない。)
たくさんのことを考えた保護者だからこそ、この本が深く読めると思います。
福島に今住む人が何も考えていないわけがない。
どんなに心が痛んでいるか心配しているか、毎日どんな思いで居るか。
書かれていない事に助かる人も居れば、足りない人も居ます。
本に自分の考えを足してください。
それが、子どもが大きくなったとき、保護者の愛がつまった大事な宝物になります。
この本じゃダメだと思う人は作ってください。
沢山あればあるほどいい。「この人」のための本が。
「福島の人」じゃない。「福島に住むこの人」の。
【避難に触れていないこと】
避難しましょうと書いてないのは、避難できない子どもの心を考えたからだ。
親に絶望してどうやって乗りきれるか。そこは保護者が知恵をしぼって話すところだ。
それがすぐに出来る保護者とまだ揺れ動いていて出来ない保護者が居る。
ここに住む事を選ばなければならない家庭もある事も考えてます。
そこはカスタマイズできるよう自由度が上げてある。
避難を妨げる事はみんな言わないけど、誰もが自分の生活が大事だからだ。
全国の人が、自分たちが作ってしまった世の中の常識や価値観のために避難できない
そこから動けない子どもを、自分の生活を半分にしたって守りたいほどその心は強く無いんだ。
なんやかんや言ったって、他人事じゃないか。(自分も含め)
お金の問題だけじゃないけど。もっと届けたっていいじゃないか。お金も愛も。
もっと親身だったらどうだろうか。県外がそんな人たちが居る安心できる場所だったらどうだろうか。
それこそがみんなの願いが叶えられないところだ。そこが気持の悪いところだ。
こんな状況で、なんで避難こそが善だと言い切れるかも含め。
私はイソイソ移住してほしいよ。
外からは「とにかく必死なら避難できる」じゃなくって「イソイソ移住できる」状況を目指さなきゃダメだと思う。
しかも原因は事故だ。犯人が居る。危険はなくて何かでただ汚れてるだけでも十分にあっていい。
保証も選択も全然十分じゃなくって、ほんとうに納得はいかない。
ただ、上にも書いた通り国からの援助を待つだけでいいのかとも思う。
私らの税金、再度危険認定の線引きが行なわれるまで実行されない。
私たちのチカラじゃないのか。覚悟はあるか。
放射線の事は、誰もが一生関わるに問題に決まっとる。初めから全国私たちの責任だと思っている。
逃げられん。関わらない事が選択できるわけない思う。
子どもたちの未来を明るくするのに一生かかわらなくてはならない。
【早川さんの意見について】
早川さんが指摘する事は何にも反発はない。早川さんの書評として受け取る。
私が言葉が出てこなくて話せなかったのは事実だった。
私に対して何と言われても憤らない。それもしっかり受け取って精進する。
私が震災後知り合った大事な人が直面してる事に比べたらなんでもない。
まあ、気が小さいから多少ビビるけど。
対談は私には難しかった。早川さんの批判に心を持っていかれた。
何にも考えずつくったような印象を与えた。
私の未熟とするところでもうしわけない。
人がする事をあれこれ考えている間はない。
自分が何をするか。私は何もしないで人のやる事を考えるのはイヤだ。
ああかいつぶつぶの絵で避難、防御を促した。
放射線のテキストで子どもを守った。
そうやって出来る事を考えながらこれからもやっていく。
———————————————————————–
柚木ミサトと早川由紀夫の初対面対談@渋谷(つけたり飲み会中継) http://togetter.com/li/356081
対談翌朝、柚木ミサトさんとの(半)会話 http://togetter.com/li/356424
早川さんに感謝申し上げたい。考えが更に深まることが出来そう。
想いを語ってくださりありがたいです。
できることを可能な限り行うのが私たちの努めですよね。
私は早川さん、めちゃくちゃな発言しますけれど、実はとてもやさしい方だと思っています。でも連射されたら、なかなかついていけませんね。
私も微力ながら、子どもたちの未来にコミットし続けたいです。それが私の残された人生です。
対談拝見しました。
まず子供に伝えたい本であるなら1200円は高すぎると思います。僕が子供の時(大学に入るまで)自腹で買ったことのある本はジャンプ・マガジン・サンデー(200円強だった)のみでした。
小学生が自腹で1200円を出して本を買うとは思えません。
「出版にはお金がかかる」と言うような趣旨の発言がありましたが、わざわざ本と言う形態をとらなくてもファイルをあげてダウンロードしてもらえばいいのではないかと思います。
今8000部との事でしたが、無料でダウンロードできればそれ以上の数が出るのではと思いました。
勝手な大人からの自己防衛策のための本であるなら、その趣旨にそぐわない値段・世に出す方法なのではと思います。
また対談の時は「後ろにいる大人に向けた本ではない」と言うような発言があったと思いますが、「たくさんのことを考えた保護者だからこそ、この本が深く読めると思います。」と整合性がとれないと思います。
僕は子供を通して、後ろにいる大人へメッセージを届けるべきと思いますが。
コメント中に思ったのですが、[隣の家から一日中大音量で騒音が出ています。親は近所付き合い?大人の対応?行動してくれません。子供はひたすら我慢していました。これはイカンと思った人が、子供に耳栓とマジックボードを渡して騒音の中でも暮らしていけるように支援しました]
この状況と余り変わりがないように思いました。
やるべきことは直接でも間接(行政機関を動かす)でも騒音を出すのを止めさせるか、引越し(放射能の問題では此方が優先かな)することだと思います。勿論引越しの時は隣の家に引越し費用と損害賠償を請求します。
最後に、僕は32歳で選挙権が有りますし、投票もしていますが、原発事故・放射能汚染に対して一切の責任を感じていませんし、責任はないと思っています。何故なら僕は原発を選んでいないし、危険を知らされていなかったからです。
「無知は罪である」考えもありますが、原発が当然知っていなければならなかったことだとは思えません。ミサトさんが責任を感じるのは自由ですし、「初めから全国私たちの責任だと思っている。」と思うのも自由ですが、僕は自分の責任だと思っていないし、大多数の国民にも責任はないと思います。
まとまらないコメント失礼しました。
無料版もあるよ。
けれども、届きませんでした。
なぜなら、みんながパソコンをするわけではありません。
本にしてより多くの人に伝わります。
左のカテゴリーからフリーダウンロードテキストを見てね。
できることをみんなでやっていけるといいね!
キチンと確認をしないままでコメントしてしまって御免なさい。
テキスト一通り拝見しました。自分の子供の時を憶えていませんが、子供でも分かり易いと思いますし、イラストも可愛くて内容も良かったです。
ですがやはり考えは変わりませんでした。
「放射線量の心配な、お父さんとお母さんへ」でミサトさんは「私は出来ればお子さんを連れて移動して頂きたいと思っています。」と仰っています。そして「子どもはその年なりに、大人の思っている以上に自分で考えることが出来ます。」と言うなら、避難を含めて提示し、友達同士・親子で「何故避難出来ないのか?」を話し合う材料にするべきだと思います。
話し合った後「親に絶望する」ということでしょうか?チカラを持つ子供でも過剰な負担であるということでしょうか?
僕は母親からの教育?のせいか、学校・先生・大人(勿論親も含む)を絶対視していませんでした。先生と呼ばれる人間はキチンとした大人に就いてほしいと思っていましたが、キチンとした人ばかりではないと思っていました。僕が避難できない家庭の子供だったとしても絶望はしないと思います(そもそもそこまで期待していないので)。
後無料ダウンロードが伸びなかったのは、プロモーションに問題があったのではと思います。フォローワーの多い人に拡散してもらったり、NGOに協力を頼んだりすれば8000ダウンロード以下ってことは無いとおもうのですが。(そんな当たり前のことやっとるわ!!だったら、御免なさい。東大話法?)
ともあれ、無料ダウンロードにしても有料の本にしても、基本的には大人が最初に手にすると思います。避難についての記述があっても、どうしても子供に見せたくないのなら幾らでもやり方は有ると思います(ファイルなら楽だし、本でも避難の記述部分は取り外せるor付録にすれば解決すると思います)。
やはり高線量にお住まいの方には(実際の数値は必要ないかもしれません)避難を推奨・選択肢の提示しなければ片手落ちの出版物だと思います。
失礼なコメントだったにも関わらず、お返事有難うございました。
そうだね、まだ出来るかもしれないね。
プリント無料版は今でもフリーだよ。
震災から休みもほとんど取らず、手いっぱい。
私はたった一人なの。
どうか、協力してくれない?
足りないところにはもう一枚足して作ってくれない?広めてくれない?
誰が何をどんなつもりで足したか、それとその部分の責任者連絡先をハッキリ明記してくれれば大丈夫だよ!
震災の被害で経済的に本が買えない人には寄付本もあるよ。
数に限りがあるけれど。
http://www.facebook.com/makenaizo
このまま終わりにしたら、逃げ出した感じになっちゃうなぁと思ったのでコメントさせて頂きます。
最初のコメントに書いた通り、僕は自分に原発事故・放射能汚染等の責任があるとは思っていません。
また、一生支援をする覚悟、他人の人生を左右する事に責任を持つ覚悟がまったくありません。(だから僕は小学校の先生になるような人は、その恐怖が無いのか疑問でした)
その覚悟があるのは、数人の友人と親・兄弟にたいしてのみです。
なので協力はできません。御免なさい。
どちらにしても逃げ出した格好になってしまいました。
ありがとう。正解は無いと思うの。
みんなたくさん考えてると思うの。
私も心はゆれゆれです。
自分の子どもにだって迷います。
みな突き動かされて進んでいると思います。
自分の迷いや覚悟を問いながら、一瞬一瞬をこれしかない!違うかも?とやっているんだと思う。
のんびりしていられないのです。
私も泣きながら進んでいるような感じはあります。
その中でやるしかない!と進んでいます。
koujiさんが逃げ出したとは思いません。
責任など取りきれるものでないですもの。
(ブログに書いたけど責任って言葉は違うのかもしれないですね、関わりなのかな。)
ずっと大人は子どもによって守られてきました。
http://www.mikanblog.com/?p=2117
もちろん大人が守っている部分もあります。
私は子どもが無条件で愛してくれてることを思うと、私はもっと勇気が持てると思ったのです。
これには、自分の生きてきた背景が影響してます。
私は放射線だけを考えていないので自分が気付いた問題をひとつひとつ考えています。
みんな考えている、それぞれのやり方できっと自分の考えを深めていけると思います。
やり方も考えもひとつじゃなくていいと思っているのが大前提にあります。