わしでもわかるシリーズ WBCについて

〈WBC(ホールボディーカウンター)〉
WBCは機械で身体のなかに溜まった放射性物質を測る機械。
私は、WBCで身体に入ってる事を確認して何に役立つのかよくわからなかったので、今年の二月、放射線衛生学の木村真三さんにあった時に聞いた。

本人の前回との検査結果や、家族・兄妹との比較で放射性物質を体内に取り込んでいる原因が突き止められる。
そのために、何を食べたか、どこで何をしたのか、毎日の記録が役立つ。
(同じものを食べる小学生の兄妹なら、兄の数値が高ければ校庭での部活が始まった事が原因とかわかる)
毎日の生活の記録を細かにつける事が重要。
放射性物質が排出される周期にあわせて3ヶ月ごとに検査している。
一人の検査に時間を取って、ヒアリングをしている。
(とても時間がかかって木村さんはてんてこまいらしい)

こうやって、確実に汚染源をみつけて原因を取り除いて被曝を少なくしていく。
何が原因で放射性物質を体内に取り込んでいるのかが解るのは、
身体にも心にもとても役に立つと思う。

だから、闇雲に測っても有効に利用できない。どんな検査ももっと有効に使えるよう改善を求めていくのが、せっかくかけた人力とお金を役立てることになると思う。知らないと無駄にお金をかけたり、良いことも反対したり役立てられなかったりする。ワルモノのエサにもなるね。

※身体のなかに放射性物質が入り込んで、そこから出た放射線で体内から被曝するのが「内部被曝」
※放射性物質は、一個からマシンガンみたいに放射線がたくさん出続けるのではなく、一度出たら(一発とは限らないが)もう放射線は出さない。
※放射性物質は、産まれてから8日間のうちに放射線を出して死ぬ(放射線を出さなくなる)もの、2万年の間に放射線を出して死ぬものなど、放射性物質としての寿命は何百種類もある。厳密に言うともっとややこしいから違うけど「半減期」のことね。
悪さしないで体外に出て行くものもある。体内にずっと溜まるものもある。

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