甲状腺腫瘍持ってます。

むかしの日記がアップされないまま眠っていた。
ほれ、アップ。
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四年前かのぉ。
銭湯に行ったら昼間の明るい洗い場の鏡に映った私の首に不自然な影がうつってたのよ。
年齢的にも甲状腺の病気も疑うわけで、私にしてはめずらしくさっさと病院に行ったんだ。

予想通り!腫瘍ができててかなりでかかった。
まじかて!で、さっそく検査検査!
結果はっ!
きわめて悪性の疑いのある大きな腫瘍だと言われてどちらにしても切るしか無いと。

や、細胞取らんの?って聞いたら、刺すと急に増殖するかもしれないから慎重にすると。
で、どんなに腫瘍のシルエットが悪性風なのか説明され、切るのが良いと。
で、いきなり「どうする?」って聞かれたんだわ。
説明少なすぎるじゃねえか。
切るとどうなるとか、きらないとど〜なるとか。
入院はどれくらいかかるとか、先に話してくれて「どうする?」じゃねえのか。
は?どうするって、どうなのよ。
直感で、こいつ(医師)信用できねえなって思って
他の先生にも見てもらいたいって話した。

んなもん、細胞診もナシで決められるか。
母子家庭で仕事抱えてやってるわしが、入院なんて困るじゃないか。
とりあえず紹介状を書いてもらって、写真をもらうことにして
それから考えることにして病院を出た。

そして、ぐるぐる病院の周りを歩いて回った。
どおするや、切っても転移してたら。
余命とか言われたらどうするや。
まじかて、甲状腺がん!

子どもは母子家庭で育ててるんだぞ。
わしがおらんくなったら、実家にお願いするしかない。
元夫はますます浮世離れしてってるし。。。
ぐるんぐるん考えた。

けど!しょうがないではないか!
まあ、保険にも入ってるし、治療費は母子家庭だから仕事できなくなってもなんとかなるやろう。
死んでも小金は保険で残せる。会社の借金も保険に入ってる。
親はなくとも子は育つ。
じゃあ、死んじゃうとしたら何をすれば良いじゃろう。

う〜〜〜〜〜〜〜ん

変わらん。
絵を描くことはきっと出来るし、子どもにたくさん話して、たくさん触って、
将来出会う困難や成長を想像して手紙を書くぐらいか。
こりゃ、しょうがないではないか。
って、思っちゃったのね。
わし個人としては仕事が大好きだから、いままでみたいに絵を描ければ良いし。
病気かもしれないから休みま〜すって言えるものは何にも無い。
悪性腫瘍だってわかるまで親にも言えない。

死ぬのって恐くないのね。
どうやって死ぬのかは問題よね。
なんて考えながら毎晩webで調べた。
友人の兄さんが内科の開業医で相談に行ったら
隣りの病院が有名な甲状腺専門医だと教えてくれた。
甲状腺がんががんの中でもおとなしいとも慰めてくれた。

で、紹介状をぶっちぎって(ごめん、最初の病院には義理立ても気遣いも無く)駆け込んだ。
結果は!
「あ〜、良性の顔してますね〜。念のため細胞検査をしましょう。」
ざっくざっく注射器を差し込んで細胞をワイルドに吸い出して「また来週来てね。」 。
で、切らなくていいの?大きいって言われたんだけど。
「え、大丈夫ですよ、細胞検査の結果良性なら切らなくていい」
まじか。 ま〜じ〜か〜!
あのままN○Tに任せたら、危うく喉かっきるところじゃった。
でも、細胞検査するまではわからん。
やり直しもあったけど、結果は!
「良性!」おめでたいではないか!
ほっとした。

医者に任せちゃいかんよ。
何でもだいじなことは全部自分で決められるようにならんといかん。
子どもにもぜったいこれだけは植え付けなくてはと思っている。

けど、わし、死ぬのは恐くなかった。
子どもが心配なだけで。

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