2週間ほどバリ島へ行って来ました。

何しにいったのか。

休憩と創作と考察と観察と。
二年間休みはいらなかったんだけど
ちょっと走り続けて落ちてるコピー用紙も拾えないほどヨボケていて
ミラクルにわいてた勇気もアイデアも粉吹き始めておった。
休み時だと。

本当はバリバリ一ヶ月行きたいと思ってたんだけど色んなことが重なって
ちょうど良い2週間逝くことになった。
必然でパーフェクトであった。

ちょっと放射能からはなれて考える必要があると思ったのだけど
離れている場合ではなかった。
「おだやかな日常」の上映会でのトークイベントでお話しすることになって、
後回しにしてた事も整理ついていなかった事も
どわわわわ〜っと考えだして、そうこうするうちに〆切に突入して、
バリリズムでモタモタ考えているうちに2週間が過ぎた。
たくさん話した。いろんな人に会った。

私は一番つくりたかったのに、つくらないで帰って来た。

そしてなんだかわからないけれど、強くなっていた。
理解する前に何か身に付いてしまった気がした。
分離していると思っていたものがくっついていた。
悲しい事や切ない事が変わらずあるのに、そこに流れる音楽が変わったような感じ。

「はじまる」バリ島に着いたとき、そう思ったけど
帰るとき、帰った今のほうが始まる感じがしている。
バリでの事が毎日咲く。2年間の事も一緒に咲いているのだと思う。
粉吹きそうなカレカレの枝に新しい目がふいて、伸びている。

帰って来て岐阜でのフェスに参加して、意気込んだほどは描けなかったけど
ライブで描く事の意味に納得出来た気がした。

23日と24日は「アースデイいわきINあいち」でインディアンテントに絵を描く。
それはいわきに届けられる。
描こうと思ってたのは、去年ジャケを描いた「未来へのバトン』という曲 のCDへの
イラストから考えついたイメージだった。
その曲がいつの間にか 「アースデイいわきINあいち」のイメージソングになっていた。

愉快なことになって来た。

これを描くと、こんどはバリでつくりたかったものが描けるんだと思う。
考えるより身体が覚えて自然に動く。

私が好きなのは考える事だ。そして色んな実験をする。
失敗はない。失敗したときはそれを教材に変える。
そうすると、教材を得るために失敗したように成功した時より学べる。
何度もやると怖くなくなる。

私は不安をコントロール出来ないのが弱点だった。

ますます闇雲に大丈夫な気がして来た。
壮大な風呂敷を広げる元気が出て来たよ。


せっかく登って来ても、降りなきゃならんのだったら機嫌良く降りていく。
いちいちがっかりしない。
そんな強さがついたよ。

バリで会った人も、バリから思った人も、魂抜かれていないだろうか。
私にたくさんくれたから。

私は今しあわせだと思う。だからはりきる。
大好きがチカラになる。
わしの辞書には「あきらめる」という文字はない。

コメント (1)

  1. ブカシのカオル より:

    こんにちは。初訪問です。バリに行かれたそうですが…よくあるブログで“渡バリしたよ”記事だと必ず写真が付いていますが…Yugiさんのは可愛い絵だけ…。とても新鮮なブログに出会えた気がします。2週間ですかー。いいなー。私は19年行ってません。日帰りでもいーから行きたーい!

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