循環する宇宙
東京の選挙フェスでサイハテのsync氏に会った。
彼は、三角エコビレッジという村をつくっている。
自給自足、パーフェクトの循環システム。
ルールが無いことがルールの、このステキな村をつくるsyncさんが大好きなわけだが、
これがふとこう言った。
『帰ったら空港で今来てる衣類を全て捨てる』放射性物質をサイハテに持ち込まないため。
私は即座に「もう日本は汚染されてるんだから、そこまでしなくてもいいじゃない?」
けど、これは彼のやりたいようにすれば良いことで、家族の希望もあるしそうしたいという話しで終わった。
私はなんだか引っかかってた。ふわぁ〜と、ずっと心に残っていつまでもこの事が離れん。
何が気になるのか考えてみた。わからんけど、どうも余計なことを言った気もする。
もやっとして、ツイッターで衣類を捨てたつぶやいたsyncに話しかけた。
「そこまですること無いといったけど、そう言うのは違う気がしてる」って。
彼は「サイハテは下水が無いからね。それにこれは僕ら家族の問題でもあるし。」数粒でも避けたい家族に失礼でもあると。
そう、サイハテは完全に循環する。ずっとそこへ留まる。循環して土に移り食べ物に混じり身体に。
「すこし」なら大丈夫、それは私が下水の行き先や海に流れるその先をジブンゴトにしてないのではないか。
この「すこし」は、少しなら被曝の影響は無いと考えることと同じではないか。
持ち込んだ放射性物質はどこに消えていくと思っていたんだろうか。
そう思った。
じゃあ、汚染された食べ物を食べた人がサイハテ村へ来たらどうするの?
そうも言えるかもだけど、サイハテは誰でもウエルカム。チェックなんかしてない。
それでも私はサイハテにいく時、勝手に気を付けるだろう。
完全には阻止できない放射性物質の移動。
その都度みんなで考えて、心を尽していきたい。
差別を生むのは放射性物質とは関係ない。
障害者の越えられぬ苦労も障害とは関係ない部分であったりする。
syncの心はシンプルで、私の感じた整理しきれないことも、一瞬に全ての問題と答えがあの瞬間にあった気がしている。
宇宙。
何が言いたいのかわからん日記になったけど、このことに付箋をつけておく。
エコビレッジサイハテ
http://www.village.saihate.com/