知りきれないんだけど

身体は、とてもたくさんのことをこなして今の自分を維持してる。
細胞の一部になった小さないのちミトコンドリアの中では複雑な光合成が行われてて、
調の中でも細菌たちが常に働いて消化を助けたり
人がつくったどんな複雑な機械でも、停止してるところがあるけれど、
身体はどこも停止してない。常に変化してる。

身体の機能を外からサポートするために、マッサージするわけだけど
足がむくむのも、筋肉が引きつるのも、どうしてそうなるのか勉強が間に合わなくて。
みよちゃんがいのちを閉じる時、身体が徐々に停止していって身体の中の循環が止まり
まぶたに水が溜まった。それは火傷で出来た水ぶくれみたいだった。
目の前で壊れていくお母さんを止めることが出来んかった。
身体に何が起きているのか、たぶんこうだろうとは思っても、
知った頃には手遅れで、もっと早くに調べていれば出来たこともたくさんあっただろうなと思う。

私は、今度産まれたらお医者さんになって、対処じゃなくて予防医学をやりたい。
身体のほとんどは心が直す。心が働きを高める。
今度産まれる時は、医学だとか芸術だとか分かれていないかもしれない。
すべてはいのちが満足して生きることにつながってる。

身体もだけど、目の前のことも知りきれないのはほんとうにもどかしい。
当然だけど、毎日どんなに知らないかの発見ばかりで知らないという世界が
宇宙みたいに膨張していく。知ってるのは漂う星粒ぐらいの大きさ。

9chan-shiru0
もっともっと知らないことが多いと思う。

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