死ぬということ

叔父が逝きました。
回復しか考えていなかったので残念ですが、母も向こうに居りますし、兄たちも、その父も母も。今宵はさっそく酒盛りでしょうか。末っ子の特典を満喫してください。

私は自分が母を見送るときに、心の準備ができなかったので、
じつは、まだあるだろうと信じていた時間に読んでおくと良かったと思うwebでしか見られない冊子をプリントしようとwebから拾ってまとめておりました。
残された時間が無いと思っていたのですが、プリントのpdfをつくったところで電話が入りました。
そのプリントは「死を看取る」という題名で、現れる死の兆候を書いたものです。
最後にこんな詩が書かれています。
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私は海辺に立っている。
海岸の船は白い帆を朝の潮風に広げ、
紺碧の海へと向かってゆく。
船は美しく強い。
私は立ったままで眺める。
海と空が接するところで、船が白雲の点となりさまようのを。
そのとき海辺の誰かが言う。
「向こうへ行ってしまった!」
「どこへ?」
私の見えないところへ。
それだけなのだ。
船のマストも、船体も、海辺を出たときと同じ大きさのままだ。
そして、船は今までと同様に船荷を目指す港へと運ぶことができるのだ。
船が小さく見えなくなったのは私の中でのことであり、船が小さくなったのではない。
そして、海辺の誰かが「向こうへ行ってしまった!」と言ったとき、
向こうの岸の誰かが船を見て喜びの叫びをあげる。
「こちらに船がきたぞ!」。
そして、それが死ぬということなのだ。
ヘンリー・ヴァン・ダイク
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私にとって死は新たな旅立ちです。
もうこれは、そうでないとおかしいのです。
会えなくなるのは寂しいけれど、何より間違いないのは、目の前で消える命も前進しているという事です。

どうぞ、逝った先でもエンジョイしていただきたい。
そう思っています。^^

人は必ず死にます。
なのに、死なないと思い込みます。私もそうでした。
母が死んで死を予め予測見なかったことが不自然に思いました。
死ぬという事はそんなに悪い事でもない気がしました。

生まれ育った家を出て行くような感じに思えました。
だから、真っすぐに向き合いたい。
仕事上で死に立ち会うプロたちは、私たちのように初めてしに立ち会う人たちが「知らなくていいこと」から守ろうとします。(たぶん、そのような意志のもとで行われる)
自分たちには越えられるけれど、私には無理だというように。
もどかしく気持ちが悪いのです。
これからも、たくさんの死に出会います。読んでおいて良かったと思う人が要るかも知れないので、この冊子の写しをアップしておきます。
私ははっきりと考える事がスキです。

死もはっきりと捉えたいのです。そうしても十分やわらかく愛しく考えられる資質を人という生き物は持っている気がします。
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