わたしは勇者
完璧に生まれて
長い年月をかけて手を加え、
自分が完璧だったのを忘れるほどぬり込めて。
ふと、足りないことに気がつき
勇気を振り絞って旅に出る。
あらゆる困難にヘトヘトになりながら。
ああ、もうこれ以上私に旅は続けられないと絶望する。
「ここにあるのはつかわんのか」
きゅうりちゃんが、わたしからちょろんと出てる
ぬり込め忘れていた足りないものの先っぽを握っている。
おい、早よ言えて。
今日は詩を書いてみた。(しなのか)
こういうのが今の私たちではないかと思うこのごろ。
えらいこと着込んだのでホントの自分が見えないんだ。