ぜひ聞いて欲しい坂内智之さんの講演会〈福島 原発 教育〉

東京で坂内智之さんの講演会があります。
ぜひご参加ください!のお知らせです。
(チラシがよく見えない人は一番下に詳細載っけておくね)
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わたしがあかいつぶつぶの絵を書くことが出来たのは、この坂内先生の一言だったのよ。
「もし放射性物質に赤い色がついていたら街は真っ赤に染まるだろう』

原発が爆発して、放射性物質がまき散らされたので子どもたちに何が成されているのかいないのか
ネットで検索したけれど様子がちっともわからなかった。
ツイッターでみつけた福島の小学校教師の坂ちゃんが、新学期がはじまっちゃうから子どもに放射線のテキストを配りたいとつぶやいてた。
イラストが欲しいということだったので描くよと申し出た。

まだ私も放射性物質のこと、なにもわからなかったころ。

放射能と放射線、放射性物質の違いも坂ちゃんに教わった。
坂ちゃんはこれらのことを最初からしっかりと区別して教えようとしてた。
だって、それがわからないと理解していけないから。
大人が端折ることは子どもに有効だとはかぎらんことを坂ちゃんはよく知ってる。
あたりまえだね、子どもの能力を毎日見てるんだから。

子どもを育てて思うのは、子どもは思ってるよりおとなだし、おとなは思ってるよりずっと子どもだ。
子どもがお母さんの側に四六時中居るのは小学校へ上がるまでで、
それからは目の届く場所に置いておくのは難しい。
小学生になったら、放射性物質だけでなく、自分で判断して自分の身を守ってより自由に充実して生きていく訓練がはじまる。
そういうことなのだと思う。
世の中にある「弱い子どもをおとなが強くなって守らなくっちゃいけない」だけっていうイメージが、ちょこっと違う気がしている。
教育は、教えるのでなく、子どもの能力を広げるんだと坂ちゃんはいう。

放射線の授業もある一日、給食も一緒に食べて子どもたちの様子を見せてもらった。
子どもの理解力を含めた全ての能力をのばす坂ちゃんの授業はとてもおもしろかった。
「大変なことになっちゃったからがんばって耐えていこうね』じゃなく、
僕らには力があるからそれを活かして出来事の先へ先へ突き進んでいく!ってイメージだった。
子どもたちの表情が忘れられない。
自信に満ちて自分の成長を楽しんでいる顔。
解らないことが恥ずかしいとかより、成長を助け合って喜び合うことが出来ていた。
そのときに、お互いに何が得られるかも理解しているのが素晴らしかった。

教育関係者も、そうでなくてもぜひ足を運んで欲しい。
やり方はイロイロあるだろうし、子育ては小さい頃からの仕込み(環境や個の特性)があるから
坂ちゃんのやり方を真似れば良いわけではないだろうけれど
私は子どものころ、遅くても子育てしてた頃、坂ちゃんに会いたかったと心底思った。
知って欲しい。こんな教師が福島に居る。
放射線から確実に子どもを守り子どもの能力を引き出しながら人生の舵を自分で握る子どもを育てている。
(補足:確実っていうのは、それって誰の何所の被曝がへる訳?っていう他所で見かける動きへの不満からでちゃった言葉だ。
被曝から自身で身を守ることが出来るってことが言いたかった。)

私は、子どもの人生をより豊かにするよう願い、もちろん私たち大人も今からでも学び直して成長していけるよう、全てを行いたいのである。
坂ちゃんの考えにも同じものを感じるのである。

坂ちゃんのブログはこちら
http://d.hatena.ne.jp/tontan2/
-以下詳細転載——————————
■□■講演会&「ふくしまっ子リフレッシュin 世田谷 2013夏」報告会■□■
福島から小学校の先生、坂内智之さんをおよびします。
震災直後から現在にいたるまでの子どもたちや親たちの日常の様子を本音で語ってもらいます。そして、ご自身で取り組まれている「放射線と向き合う授業」について報告していただきます。
参加者のみなさんの意見を交えながら、「放射線」と向き合っていく という難題を、ご一緒に考えていきたいと思います。
夏のリフレッシュ報告も行います。どうぞご参加ください。お待ちしています。
●主 催 福島の子どもたちとともに・世田谷の会
●後 援 世田谷区教育委員会

日 時:2013年 11月 9日(土)開演 13:30(開場 13:00)
場 所:生活クラブ館地下スペース
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂 3-13-13(小田急線経堂駅徒歩 3分)
http://tokyo.seikatsuclub.coop/guide/club-kan.html
資料代:500円
定 員:100名
プログラム
13:30~14:00 2013 夏のリフレッシュ報告
14:00~ 15:00 坂内智之さん講演
休 憩
15:10~ 16:00質疑応答
16:00~ 16:30 お知らせ(「子ども被災者支援法」についてなど )
★要参加申込み(下記ホームページからお願いします。)
託児あり:2才以上、それ以下のお子さんは同伴可能
託児定員約10名 託児料500円/人
(託児申し込み締め切り 11月2日 お早めにお申し込みください)
福島の子どもたちとともに・世田谷の会

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