ND?
WHITE LINK プロジェクトはじまっています。
海旅キャンプにもおいしい玄米を提供してくれたプロジェクトフードさんの取り組みです。
白いラバーのリングに白い文字で「ND?」と書かれています。
放射性物質の含まれている食品について考えているよという印です。
「それなぁに?」「あ、これね」と、会話にきっかけ作りになればという願いが込められています。
このリングの収益で福島県福島市にあるげんき菜農園さんが取り組んでいる、子どもに安心できる食事を無償で提供するプロジェクトへお米を贈ることができます。
私も参加しています。
ちいと写真がアップ過ぎて恥ずかしいけどこちらにアップされている。
http://news2.project-food.net/?eid=102
東京に電気を送るために福島県に作られた原子力発電所が爆発して
私たちの周りに放射性物質が降り注ぎました。
降り注いだ放射性物質は、大地に海に溶け作物や生物に取り込まれ私たちの口にも運ばれることとなりました。
国は基準値を設け、生産者は放射性物質を取り込まない研究を続けています。
けれどもこれは世界で初めて起きたことです。
私たちは日本に住んで日本の風習で生活しています。
日本に暮らす私たちが人工的な放射性物質をどのくらいの量どれだけどのように食べたらどんな人はどうなるのかデータはありません。
事故が起きたばかりの頃、はっきりと何もわからないままいつものように行動することを私たちは止められませんでした。その結果多くの人が知らされないまま今とは比べ物にならないほどの被曝をしました。放射性物質に対する知識が無さすぎたのです。
再稼動した原発はもちろん、発電はしていなくても全国にあるどの原発でも事故が起きれば放射性物質は拡散します。それを防ぐ準備が全くない今のままでは同じことを繰り返します。
どれくらいが危険なのか安全なのか議論も研究もまだ続いていて納得のいく答えは見えないままです。
私たちは話し合う必要があります。
今も少しづつ被曝を重ねている人たちがいます。福島県だけの問題でありません。私もです。
この被曝を待ち望んでいた人などどこにもいません。
けれども、被曝しないことも被曝することも自ら選んでいかねばならない。
私もどうやっていけばいいのか答えはまだ見えません。
でも、絶対に犯してはならない聖域は存在するし、被曝を重ねないで欲しい願いはやみません。
話し始めるきっかけになる取り組みです。
よければどうぞご参加ください。
さんきゅうカズオ&プロジェクトの仲間たち。
真剣に手探りで次々と取り組んでいく姿勢に頭がさがる。