かわいいとおもう
朝起きると、ほぉわぁ〜っとおデコの裏に何かが浮かぶことが度々あるの。
何が浮かんだか見てみると、おおっ!なるほど!と思う天の声的なことだったりする。考えるのが好きすぎて日頃ごにょごにょ考えてきたことを夢の中で深めて出た答えがデコの裏に貼られるのであろうか。なかなかいい機能だと思う。もう何年もすごくだるくてしんどくて。病気か、心が朽ちたかと思ったのですが。今朝わかった。好きかどうかわからなくなってた。目の前の草とか柱とか人とかいちいち一個づつ「好きだなぁ」と思ったら、なんか、湧いてきた。やりたいこと、やらねばならんことと、あんまりにも走り続けて取り乱したわ。
— misato yugi 柚木ミサト (@pelukiss) 2016年6月15日
その日は、裏庭に張ったテントに下で寝落ちていたので、目の前にはいねが15センチほどに伸びた田んぼが広がっておった。「のびるぞぉ!」「わっしょい、わっしょい」と嬉しそうにたくさんイネちゃんが居て、お〜、なんなんだこのかわいらしい群れは!と思ったのです。で、視線を移したら蚊帳もテントのポールもマグカップも何やらかわいらしい。看板も電線も空も雲も全部かわいい。 いったい何が起きたのかわかりませんでした。 体調が優れなくて気持ちも好調ではなかったけど、立ち上がってみたら軽いのですね。すっすと手足も頭も動きます。さかさかっと目の前のかわいいちゃんを整えて、母屋に入って数ヶ月乗り気がしなくてやり残していたことをいくつか一気にできました。
はい、足りなかったです。愛づる気持ち。よろこぶことです。かわいいなぁ〜好きだなぁ〜、と思うだけでこんなにも気持ちも心も軽くなるんですね。 ところがね、何か心が曇るようなことがあるとうっかり忘れてまた調子が変になります。でも、だいじょうぶです。思い出せばまた全てがかわいくなります。うきうきいっつもゴキゲン!は、これはこれで疲れるものです。元気なばかりがいいとは思っていないので、浮き沈みも楽しみたい。すぐに戻れるなら、安心してどんな状況も堪能できそうです。