バリでガルンガンに考えた事

いろんなことを考えて出て来たものを一言でいうと「ごめんなさい」でした。

私は十年前、小さな子供を抱え離婚しておりました。

イロイロと理由はありますが当時の私は意地が悪く、当てつけに養育費ももらわず、
自ら選んで里にも帰らず闇雲に働いて子供を育てました。
当時自覚は無いのですが、さぞかし意地を張って生きて来たのだと思います。
大変すぎて、忙しすぎて常にイライラしていました。常に余裕のかけらもありませんでした。
それはつい最近まで続き、やっと「おかしい」と気がつきました。

出来るだけ大きな心の器を持った人になりたくて、そうなるのが正しいと思って、
私のような者でも経験を重ねれば多少なりとも少しずつ器は大きくなりますから、
全て拾えるモノは拾い集め受け入れるモノは受け入れ、
せっせと海のように宇宙のように大きな心を持った人になりたいと無理をしました。
人にはそれぞれいろいろなサイズの器があります。

大きけりゃ良いのではなく、器とそこに入れるモノとのバランスを上手くとれる人が理想だと思います。
実は、自分で考えていたより器は小さいんだと思います。
そしてそれは非常に成長しにくいタイプの器でした。
完全にオーバーブッキングの十年間。
せっかく拾われたのに狭い器に入れられたモノは、
他に拾われることも出来ずぎゅうぎゅう詰めになりました。
無理に詰め込んだのだから、私は苦しい。持っている力以上に頑張らなくてはなりませんでした。
余裕が無いときには、出来事や人に過剰に反応します。
そもそも過剰反応性質なのにそれに拍車がかかったわけです。

今、詰め込みすぎた様々なモノを「ごめんなさい」と器から出しています。
それらはもっとそれらに似合う良い器に入れられるはずです。
私が抱え込んで放さなかったらずっとぎゅうぎゅうです。
迷惑な話です。

器の小さな私は身の丈に合った生き方に変えて行こうと思っています。
だからすべてに「ごめんなさい」
器なんて小さくても、大事を成し遂げていなくても、
自分を知っててのびのびしてて笑ってるほうがずっといいです。
偉くなくていいし、出来ていなくていいし、褒められなくてもいいし、
いつも笑って喜んでて「ごめんなさい」「ありがとう」が素直に言える人になりたいです。
そういう人が私は好きだからです。

今までの自分の姿を見て「この人の側に居たい」とは思わないでしょう。
息苦しいし、心配もしてしまうけど、強引で止められない。
そう思えたのは、間違って来たからです。
だから、ちゃんと考えたことが身に付けば、理想的なプロセスだったと言えます。
私は頑固ですから多少のことでは変われませんから。

もともと性格はドライ&ウエットな混合タイプです。
場合によっては冷たいほどバッサリ断ち切りますし、そうかと思えばいつまでもクヨクヨ悩んだり気にしたり後を引きます。それでも過剰な無理をしなければなんとかバランスがとれるでしょう。

↓バリのどしゃ降りに、いろいろ流されてすっきりした気分です。

今回偶然隣に居合わせた友人と話して、パカッとむけた気がします。
彼女もまたイロイロと考えていたのが私の心にもリンクして沢山良いモノをもらいました。
奇跡のような再会でした。

人の心というものは自分の見ているだけではありません。
「氷山の一角」という言葉がありますが、
人の心も、真実も、見えているのは10%で残りの90%は水面下に隠れ見えないのです。
90%も知らない事に良いも悪いも評価もクソも無いのです。
イロイロと自然にちょっとずつ変わって行くでしょう。

私的な事で、ブログに書くのはどうなのか知りませんが、
そんな事も考えながら、柚木ミサトは仕事をして、絵を描き、生きています。

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今回コテツさん、カデちゃんに大変甘えてお世話になりました。
遠慮なくお付合いいただいて、誘われるままあちこちへ。
癒されました〜。感謝です。
着いたその日から会ったひとりひとりにメッセージを感じて、
ここへ来ることがこんなカタチで十年以上やらかした事に解決のアイデアがあるとは思いませんでした。
不思議な事であるし、毎日きっと不思議な奇跡にあふれているんだと思います。
今、ミ+カンで私のやりきれなかったというか、やりもしなかった数字と一人で戦ってくれてるイトケイに感謝しています。
イトケイが、ずっと肯定的に支えてくれた事は、私の性格まで見越しての事でした。
決して、私が正しくなかったにも関わらず。

〆切真っ最中というのにバリ行きに協力して下さった営業さん、デザイナーさんにも感謝です。
ですから、バリでも喜んでパソコンを繋いでいます。
私が望むのはバリ島での特別な休日でなく、バリ島に居るのも、世界中何所に居るのも日常になることなのです。
自分では変わり者だと思いませんが、仕事とプライベートの境界線が引けないほうが嬉しい人です。

や〜、さすが、ガルンガンだ。

コメント (1)

  1. yukiko より:

    いい日記だぁ・・
    あー。わたしもバリに行きたくなりました。
    ごめんなさい、ありがとう、が当たり前にいえるひとがわたしも好きです。

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