難しい事は考えなくていい
津波だけだったら、私たちはまっすぐ復興を目指して行けばよかった。
原発事故が起きた事で、様々な問題が溢れ出して
ただ、子どもの身を守るだけの事に、国際問題、政治、経済、科学的な知識、意見の対立、差別問題まで複雑にからんでしまいました。
私の子育てはもうほぼ済んだけど、子育て中だったらこれ、どうせいっちゅうねん!って状況です。
耳も目も塞ぎたくなりますとも。途方に暮れまくるでしょう。
政治の仕組みや、国際情勢なんか解らなくても、たとえ解っていてもやる事は同じです。
持てる想像力の全てを使って、身の回りの事に思慮深くなってください。
手にしたものだけでいいので、それだけを深く考えてください。
今朝の目玉焼きの玉子はどうやってつくられたのか、フライパンはどうやってここに来たのか。
目の前のじいちゃんはどうやって生きてきたのか。
そこに、世界で起きているのと同じことがあります。
学校で何が起きているのか、何故そうなってしまったのか、
そこに政治の世界で起きているのと同じことがあります。
科学や放射線に対する知識を全て持ってる人でも、絶対に事故の起きない原子力発電は出来ないし、
この事故でどんな影響が出るのかわかりません。「わからない」のは私たちと一緒です。
だから、私たちはそうやって身の回りの事から手を付けながら次の事だけを目指せばいい。
全ての人が、自分の思うように生きることが出来る世の中を目指す。
たとえ自分と考えは違っても皆でそれに協力する事を惜しまない。
そのときに、他を犠牲にすることの無いように。
皆がこれを目指せば、どうなるでしょうか?
何ミリシーベルトで健康被害が出るかどうかなど関係なく守ることが出来ます。
意見の対立も、差別もなくなります。
自分が困ったら助けてもらえるのですから、誰かが困っていれば惜しまず分け合うことが出来ます。
力が合わせられる上に、それぞれが自由です。
まるで映画のような現実で、アメリカの陰謀があろうがどんな悪の組織が現れようが、
けっして惑わされたり影響されません。
こういう心を持った人々は、権力にも屈せず最強だと思います。
夢みたいでしょうか?できっこ無いでしょうか?
でも、これしか方法は無いと思います。
やるしかないと私は本気で思っています。
子どもたちのために、自分のために、本気で自分を変えるだけでいいのです。
そうなれば、放射線や、原発だけでなく、世界へも立ち向かえるようになると信じています。
めっちゃ、壮大な変革が訪れます。
まじで。